安心感
自分で自分にびっくりする。
あれ?あの感情は好きだったのか?と。
びびっときたら盛り上がるのは早くて、楽しいと好きがごちゃごちゃになる。
ほんと男性脳なんだなと思う。
いくらいいと思っても、恋愛って相手とのコミュニケーションがないと進展しないわけで。
いけいけゴーゴーで推してみたものの、だめだったらしい。
なんかちょっと疲れたな、、て久しぶりに思ってたところに、ひょいと現れた人。
メッセージをそんなにすることもなく、初めて電話をした日。
不思議と気をつかうことがなく、自然に話せた。そして、声とか話し方から伝わってくる相手の雰囲気もあった。
普通に会話も楽しくて、1回目の電話で兄弟の話とかもして。
なんとなく、この人は嘘がなさそうだなって感じた。
またすぐに2回目の電話をして、30分で切れる電話を4回も繰り返した。
2時間があっという間だった。
少しだけ過去の恋愛の話をして、なにを話したのかちゃんと覚えてないけど時間過ぎるの早くてとにかく楽しかった。
ラインは会うまで交換しない派だったけど、連絡先を交換した。
そしてすぐして、大好きな友だちと遊ぶ機会があって、流れで3人で話すことになった。
まず会ったことないのに話してくれるんだ〜っと思ったし、大好きな友だちと話してる感じも良くて、ああ、いいなって思った。
その日の夜には彼のお兄ちゃんと3人で電話という謎の状況に。笑
またそれが面白くて、会ったことないのに、いや、すごい状況だけど、相手のことをまた少し知れた気がした。
すごくいいなって思ってる分、正直会うのは不安もあった。
イメージと違ったらどうしよう、とか、そういうときに限って、自信のない自分が顔を出す。
顔もマスクしてる雰囲気しかわからない写真しか見せてなかったし、楽しみにしてくれてるからこそ不安だった。
でも電話で話すたびに、安心感があって、中身を見てくれてるような気もした。
誠実って言ったら嘘くさいけど、そういう言葉が合うなって。
実際に会う日がきた。
ドキドキしながら向かうと、それっぽい人がいて、普通にお洒落でかっこいいなって思ったし、それと同時に私大丈夫かなって不安にもなった。
でも話す声と話し方と、電話の感じと変わらなくて、安心感はあった。
少しだけ緊張しつつ、急遽誘われたバンクシー展に向かった。
一つ一つの作品を見て、これはこういう状況じゃない?私はこう見える、とかおふざけも交えながら話して、少しするとすぐに居心地よくて楽しくて、話も面白くて、ずっと笑ってた。
そんなに芸術とか興味あるタイプじゃないって言ってたのに、ちゃんと一つずつ私よりちゃんと見てたし、なんか丁寧な人だなって思った。
そして終始優しくて、受け入れてくれる感じがした。
計画より時間オーバーで2時間ほどしっかり見た後、約束してたにのにへ。
お酒を彼と呑めるのがなんか嬉しくて、面と向かって座るのはなんか恥ずかしくて、マスクを外すのも少し緊張して。
なにを話すんだろうと思ってたけど、自然と会話は弾んで、自分の好きな人たちの話をお互いにした。仕事の話とか学生のときの話もしたかな?
ガヤガヤしてるのに、周りが一切気にならなくて彼との時間が楽しかった。
時間があっという間で、2軒目を予約してくれてたのに時間がきたから電話をまたしてくれて。
また2軒目に。
2杯しか飲んでなかったのに思ってたより酔ってたわたしに、無理しないでねとソフトドリンクを勧めてくれて、烏龍茶。
カウンターに座ると、なかなか距離が近かった。
嫌じゃないという感情よりも素直に嬉しいって思った。
話すなかで、電話の時の声が今隣でしてるからすごいね〜て話になり、全然イメージと変わらないって言ってくれてすごくほっとした。
彼の視線と笑顔が優しくて癒された。
ちゃんと知ろうとしてくれてるのが分かったし、楽しい話の中にも真剣な話も少しあって、どっちの話もできるのが良いなって思った。
帰りにお互いに水を買って、真逆の空港線まで送ってくれて、最後の最後まで手を振ってくれて、これは騙されてないか?とまで思った笑
すぐにラインが来てめっっちゃ楽しかったっていう文章にどれだけ喜んだことか。
余韻がすごいって話したら電話しようか?て言われて、少しだけって言って電話。
ちゃんとデートの話も話せて、安心感は増した。
幸せな気持ちでお布団に入り、仕事頑張ろうって思ったし、これが恋の力だな〜って26歳の女性はしみじみとしました。
とりあえず、はじめましてのデートについてはここらへんで。
どんどん書きたい感情が更新されていく。
ちゃんと向き合っていきたい人。